〜 先輩からの素晴らしい贈りもの 〜

平成25年 7月 吉日
戸畑高校天籟同窓会 会長 藤本 秀明(17回生)


  この度、天籟同窓会にとって大変嬉しく、ありがたい贈りものがありましたので、会員の皆様に報告させていただきます。

◆概 要
  昨年度末に、戸畑高校同窓生「大西 章資おおにし しょうじ」さん(12回生、昭和35年卒)から、『強い勉学意欲を持ちながらも厳しい経済状況下にある本校現役生徒や大学等へ進学した生徒さんを支援したい』、との思いから基金提供の申し入れがありました。金額は総額2億円とのことで、うち5,000万円はすでに入金していただいています。
  経済的な理由で進学をあきらめたり、中途で退学せざるを得ないといった生徒の苦悩の状況は、自分の経験からよくわかるので何とか意思貫徹させてあげたい、との思いから、今回の申し出になったとのことです。

◆基金の骨組み
  同窓会では、どのような仕組みにしたら、生徒さん達にとって本当の意味でお役に立てるのか、あるいは提供いただいた大西さんのご意思に沿えるのか、という観点から、いま学校側と協議を重ねており、概ねつぎのような骨組みで、この貴重な申し出を生かしていきたいと考えています。
○ まず、申し出のあった支援を 「大西ゆめ基金」 と名づけました。
○ この基金は、次の2つの目的に絞って活用させていただきます。
  @ 現役生徒及び大学等進学生徒を支援するため「大西奨学金」を開設する。
  A @に加えて「学校及び同窓会の発展に寄与する事業」についても、大西さん本人の
   ご了解を得て活用させていただく。
○ 奨学金については、将来返還する必要のない給付方式とし、学校との間で給付の対象や基準、選考方法や給付の額、手続きなど詳細を詰める。


大西 章資 さん

◆奨学金の概要
  奨学金の主な内容は
  @ 給付対象:現役生徒及び大学等に進学した生徒とし、各学年いずれも3人程度とする。
  A 給付の額:毎月1.5万円程度とし、返還不要の給付方式とする。
  B 選考方法:毎年一定時期に学校内に選考委員会を設置し、選考基準に基づいて
   学校長が選考し、同窓会長が決定する。
  C 給付期間:1年間とする(更新は可とする)。
  以上が主な内容です。関連規程の整備など準備が出来次第、学校に募集を始めていただく予定です。

◆現行奨学金との棲み分け
  前述のように、大西奨学金を「現役生徒及び大学等進学生の支援」という位置づけにしました。一方、同窓会の現行奨学金については、現役生徒に対して従来から行っている「リーダー養成塾参加支援」や「大学等進学準備金」として給付する「学生支援金(一時金)」と位置づけます。

◆経緯など
  今年の2月の初めに大西さんから事務局の方に連絡が入り、『母校同窓会の予算を見ていたら、奨学金の額があまりに少ないことが気になった。これは自分が何とかせねばと考えての申し入れ』との趣旨でしたので、翌日、お会いし同窓会の財政状況などを説明させていただく中で、具体的な額の提案をいただいたものです。
  ご本人からは、あまり大げさな扱いにしないで欲しいとのお話がありましたが、なにしろこのような形で同窓生から高額な支援をいただくのは初めてのことですから、同窓生の皆様に広く報告することが、ご支援に対するお礼の表現の一つではないかと考え、本紙に紹介させていただいた次第です。
  ご本人とお話をさせていただく中で、『母校の先輩方の中には、成功された立派な方が多くいると思うので、これを契機に支援の輪が広がっていけばいいですね。』と語っておられました。
  日本の将来を担う後輩のことを想う貴重な志ですので、同窓会としては少なくとも基金の運用について疑義を持たれることのないよう会計処理の明確化に務め、有効に利用させていただきたいと考えています。
  この場をお借りして、大西章資様にはあらためて心からお礼申しあげます。